説明
品種は「つきあかり」です
新潟県上越市安塚区の棚田で栽培したお米です。
品種は「つきあかり」です。早生(早く収穫できる)品種です。
「コシヒカリ」と比べると、粘りが少ないので、ややあっさりとした食感です。
棚田米とは、特徴
上越市安塚区は、新潟県の南西部、長野県との県境の中山間地に位置し、豪雪地帯、また地すべり地帯です。その傾斜を生かして、湧水を使い、棚田を耕作してきました。お米が稔る夏には、昼と夜の気温差が大きく、味が良いとされています。
上越市安塚区(旧東頸城郡 安塚町)は、新潟県の西部、直江津・高田から東の山奥へ約30km入ったところにあります。南端に菱ヶ岳という山があり、ふもとはスキー場になっています。その駐車場付近での積雪は、平年で3メートル程度あります。
また、この地域の地質は、古代(第三紀・数百万年前)、海底に泥がたまってできた泥岩で、近代(第四紀・数十万年前)になり隆起して丘陵地帯になっています。こういった泥岩が、隆起してできた地形に、豪雪による雪融け水が重なり、この地域は日本国内で、最も地すべりが起きる可能性の高い地域(地すべり防止区域の面積が大きい)となっています。
この地すべり地形は、その傾斜と粘土質の土壌を生かして、棚田として耕作するのに向いている地形であったため、この旧東頸城郡は、棚田が広がる地域になっています。
地すべりといった、地形規模での土壌の撹拌や、雪融け水、雨水が、浸透して、棚田の水源となっていることから、その水にはミネラル分が多く含まれていると言われています。
稲が穂を出し、稔り始める夏、この安塚区も日中は30度を超える日が続きますが、日が沈むと涼しくなります。朝は本当に涼しいので、農作業は早朝に行う人が多いです。稲は、昼間、陽を浴びて盛んに光合成をして栄養分を作り、夜は涼しくなった田んぼで、ゆっくり休んで実を充実させて、おいしくなると思われます。
ただ、傾斜地のため、田んぼ一枚の面積は、平野部と比べて小さくなり、機械化・大規模化には、適していないため、近年、耕作放棄が進んでいます。
地すべりが、作り出した棚田。そこで育った稲は、雪融け水など天然の水と、涼しい環境の中で、おいしい棚田米を生み出します。大規模化に適さないため、耕作放棄が相次ぐ棚田ですが、是非、ご賞味いただき、応援して下さい。
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