説明
はさかけ米は、「はさ」にかけて乾燥させたお米です。機械での乾燥と違い、ゆっくり乾燥させるので、お米の味が良くなると言われています。(はさ掛け(はさがけ)、はざかけ、はざがけ などとも言います。)
現在、一般的な米作りの場合、収穫はコンバインという機械で、刈取り、脱穀まで行います。その後、脱穀されたモミは、乾燥機に入れて乾燥させます。
(左の機械がコンバイン、稲を刈取りながら、脱穀までする。後ろの袋に籾が入る。)
一方、はさかけ米の場合、収穫は、バインダーという機械で、刈取り、結束を行います。
(左の機械がバインダー、刈取りながら、束にして、紐でしばっていく。)
そして、その束ねた稲を、「はさ」にかけます。「はさ」は、数本の立木を利用して、水平に縄やロープを10段ぐらい張ったものです。田んぼの畦や、風通しのいい場所に作ります。はさかけの作業はハシゴを使って、二人一組で行うことが多いです。その年の天候にもよりますが、約1週間程度かけて、乾燥させた後に、稲の束を下してきて、脱穀をします。このように、刈り取ってからすぐに、乾燥・脱穀しないため、風味が保たれ、米の実の充実がさらに進むと言われています。また、太陽の熱と風の力で乾かしますので、省エネルギーであることは、言うまでもありません。ただし、コンバインの作業と比べて、時間と手間がかかるため、現在はさかけをしているのは、おそらく、山間地の規模の小さな農家に限られています。
稲作が、日本に伝来して以来、おそらくあまり変わらずに行ってきた、「はさかけ」で乾燥させたお米を是非、味わってみて下さい。
品種はもちろん新潟コシヒカリ、雪むろで雪中保存しています。
生産者 朴の木生産者グループ(新潟県上越市安塚区朴の木)
農薬の使用状況
1.種子消毒 3成分1回
2.育苗期消毒 2成分1回
3.田植え時の殺虫・殺菌剤 2成分1回
4.除草剤 3成分1回
合計 10成分
水稲栽培の慣行基準(一般的な基準)では、19成分となっています。
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